浙江省寧波、杭州から車で1時間半の夏の避暑地への旅

真夏に入ったら、涼しい処へ行きたいか?

夏の平均気温が23度しかないこの町は、3、5日間の滞在に適している。それは寧波の慈渓で、清涼で静かで心地よい江南の小さな町で、杭州から車で1.5時間ほどが到着できる。

休日であっても、慈渓はあまり多くの観光客で混雑することはない。地味な町が、宮崎駿の漫画に登場するような夏がここにあり、素晴らしく、活気に満ち、子供心をくすぐる。

平均気温23度の小さな町、夏は涼しい


6月になると、ここでは甘い香りが漂っている。連続する青い山々、清冽な小川、新鮮な楊梅(やまもも)、慈渓に来れば、煩わしい夏と和解することができる。

慈渓には名山大川がないが、江南の詩情画意を持っている。蔵雲渓、栲栳山、上林湖、崗墩など、本当の意味での避暑地である。数日ののんびりした時間を楽しむか、子供との家族旅行をお考えであれば、慈渓は非常に適している。

大海、干潟、風車、まるでおとぎ話のように夢幻的だ


山も海もある場所は、いつも人を夢中にさせる。慈渓はまさにそんな場所だ。夢幻的な干潟、回る「風車」、純朴で魅力的、静かで平和的で、まるでロマンチックなコレクターのようだ。

明るい天気を迎えて、杭州湾跨海大橋を渡って風を切る。車窓を開けて思いを巡らせる。十一塘路や郑徐水庫の干潟を歩きながら、湿った清風がゆっくりと吹き抜け、夕日の光が肩に降り注ぎ、心地よく心安らぐひとときだ。

古い町並みを追いかけ、長い昔の時光の中を行き来る


慈渓は「中国で最も幸福な都市」の一つであり、ゆったりとしたリズム、静かな日々、ぶらぶらしきれない古い街、見飽きない夕日、至る所に暮らしの息吹が満ちている。

ここでは江南の水郷の伝統と歴史が残っている一方で、市井の暮らしの息吹も漂っている。鳴鶴古鎮、慈城古県城、方家河頭村を散策すると、まるで漫長な昔の時光にタイムスリップしたような気分になる。

朝から晩まで、美食の香りが漂っている


慈渓の景色は素晴らしく、食べ物も美味しいだ。ここでは朝から晩まで、さまざまな軽食が充実している。年糕餃子、羊骨粥、生煎、凍蒲……慈渓の人々は朝からしっかりと食べ、深夜まで止まることなく食べ続ける。

 山に囲まれ、海に近いことで、慈渓は四季折々に美味しい食べ物を楽しむことができる。東海の岸辺に位置し、杭州湾の南岸にある、66キロメートルの海岸線は、紅膏嗆蟹、清蒸鰣魚、鹹菜黄魚など、地域の特色ある美食を提供している。季節ごとに山野菜が次々と市場に入荷して、慈渓の人々は特に筍(タケノコ)が好きで、冬筍から春筍、毛筍、野山筍まで、鴨鍋の中で煮込んだり、毛筍鱼鲞焼肉を作ったりすることで、異なる美味しさが交じり合い、口の中で豊かな味わいを楽しむことができる。

この小さな町は、温かくて活気を失わず、厚みがありながら風情を失わない。良い天気を選んで慈渓を訪れてみて、古風な小さな町を散策し、新鮮な楊梅を味わってください。

寄稿者:山水森林、自然好き者です

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