中国のどこで年越し気分を味わえるか この7カ所に行ってみよう!

臘八節を過ぎれば新年である。もうすぐ春節が来るが、まだ正月の雰囲気を感じていないようで、なんだか記憶にある春節とは違うような気がする。習慣が変わったのか、時間が変わったのかもしれない。実は、中国の多くの地方では、依然として最も鮮明で濃厚な「年味」(年越し気分)を持っている。

四川・阆中古城

最も年越しの雰囲気がある場所といえば、中国の春節の発祥地である阆中が欠かせない。阆中の春節は、臘八節から二月二日の「龍抬頭」まで続き、記憶の中で年越しの様子がいっぱいである。

50日以上にわたる「阆中の年越し」の間、家々は喜びにあふれ、臘八粥を食べ、春聯を張って、「绣球」を投げて、かごに乗って、伏羲を拝む……街のそばにはいろいろなおいしい軽食があり、きっと本場の中国春節を過ごすことができる。

福建・泉州

もし「年味」を探すなら、きっと福建に来なければならない。泉州では、年越しの雰囲気は依然として濃厚である。この都市には多くの寺があり、最も伝統的な中国の特色を持っている。

開元寺、関帝廟に行って幸福を祈るか、亀粿などの軽食を食べるか、最も美しい花灯を見に行くにしても、高甲劇を見に行くにしても、泉州は、いつでもその人の心を動かす都市である。

広東・佛山

佛山は、広東で最も年越しの雰囲気がある場所と言える。謝灶、開油镬、行祖廟、迎灶神、接財神……旧暦の12月24日から、佛山の「年味」は続いている。

佛山で春節を祝うには、嶺南醒獅に出会う機会もあり、醒獅の頭を触って、新しい年には良い運気がある。喜びに満ちた人々の中で、真っ赤な醒獅がその伝統的な「年味」を取り戻した。

陝西・楡林

陝北人は年を越すのにこだわりがある。陝西省楡林の春節は、とてもにぎやかである。

縁日に出かけ、花灯を見たり、転九曲灯陣を見たり、社火を楽しんたり、ヤンコ踊りをしたり、剪紙を体験したり……豊かで独特な年俗は楡林の「年味」を充実させ、千年の文化と歴史を伝承している。

また、碾糕面、炸油糕、蒸枣糕、八宝飯……数えきれないほどのグルメもあるので、ぜひお見逃しなく!

陝西・西安

正月に西安に来て、とても楽しいことである。大唐不夜城のイルミネーションショーを見に行ったり、曲江で新春灯会を見に行ったり、大唐芙蓉園で灯盏を見たり、華清宮で温泉に入ったり……

毎年の西安の城壁にはさまざまな民俗花灯が展示されており、陝西省の特色あるグルメもあり、灯りを見ながらおいしい軽食を味わうことができる。

浙江・安昌古鎮

浙江の安昌は江南水郷の伝統的な「年味」に満ちた古鎮である。臘腸、青魚干、臘鸭、臘肉が川に面した軒にぶら下がっている。

昔、安昌の人は安昌老街で粽を巻いたり、ソーセージを作ったり、餅つきをしたり、飴菓子を作ったりとかする。また川に面した戯台で社戯、越劇、蓮花落などの演技を上演して、旅人の故郷を思う気持ちを慰めることができた。これらの民俗も残されており、今日になっても地元の人々は臘月節を過ごすことになる。

甘南・夏河

もしあなたがまだ年越しの気分が足りないと思っているなら、甘南チベット族自治州の夏河に行ってチベットの人の新年を感じてみてはいかがでしょうか。毎年正月十三には、甘南の郎木寺(ランムス)、拉卜楞寺(ラブランス)で展仏式が行われる。また、正月十四の跳法舞法会では、仮面をかぶった僧侶が踊りで魔除けの物語を演じ、新年の太平安康を祈願することもある。

正月十五日になると、甘南の拉卜楞寺の「道家塘」広場では酥油花(バター彫刻)展が行われ、多くの観光客が訪れ、その美しい酥油花を見るためだけである。

記憶の中の「年味」は数千年の風俗から来ているが、最も濃い「年味」は家族がそばにいることだ。今年の春節は親や子供を連れて年越し気分を味わえるところに過ごしましょう。

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