山西省大同市には、世界に衝撃を与えた地質学的驚異や千年前の建造物がすべて揃っている!

「地下の文物は陝西を見よ、地上の文物は山西を見よ。」大同は山西省の文化と芸術の中心地であり、ここに来ると中国の歴史書の最初のページを開いたような気分になる。この落ち着いた街はかつて北魏王朝(386年~534年)の首都であり、さまざまな時代にわたる地上の建物は、中国文明の繁栄と歴史の変遷を物語っている。

雲崗石窟は訪れる価値があり、敦煌の莫高窟、洛陽の龍門石窟と並んで中国の「三大石窟」と呼ばれ、規模が大きく、精緻な彫刻が施されていることで有名である。仏像は荘厳で、北方民族のたくましさと大胆さを反映している。同時に、ここの壁画も非常に特徴的で、仏教の物語を描くと同時に、古代の社会生活を映し出している。

大同には「天空の城」である懸空寺が隠されている。懸空寺は、険しい地形と危険な建物がそびえ立つ山腹にあり、1400年以上の風雨に耐え、何度かの地震にも倒れなかった。アメリカの「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」は、懸空寺を、ピサの斜塔と同じくらい有名な常識を超えた世界の「危険な」建造物トップ10の一つと評価した。

中国には有名な九龍壁が 3 つあり、最大かつ最古のものは大同にある。明の時代(1368年―1644年)から現在に至るまで、この龍壁は 600 年以上の時を経てきた。太陽の光が当たると、龍の体が黄金色に光り、まるで飛び立つように見える。

風景という点では、大同はアメリカ西部に匹敵する風格を持っている。黄土高原には原始的な荒涼とした土壌林があり、長年の雨による土壌浸食の結果、水と土壌が失われ、多様な土壌林が形成され、独特の景観を形成していた。

ここには、74万年から10万年前に噴火した30以上の火山からなる壮大な火山群があり、「東アジア大陸の希少な自然遺産」として知られている。

大同には、渾源リァンフェン(緑豆の粉で作ったところてんのような食品)、様々な食べ方ができる刀削麺、見た目も味も素晴らしいシュウマイなど、数え切れないほどの炭水化物の珍味が人々を幸せな気分にさせる。

夏が暑い中国の他の場所と比べると、大同は天然のクーラーの効いた部屋のようで、気温は20度ぐらいである。人々は落ち着いてのんびりと歴史に触れることができ、居心地がよく快適で、帰りたくなくなる。

筆者:東野


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