在日パンダ「永明」が31歳の誕生日を迎え、 今年はこうしてお誕生日を祝う……

パンダの「永明」をご存知ですか?世界で2番目に高齢で飼育されているオスのジャイアントパンダで、今日は31歳のお誕生日を迎えた。

オスのジャイアントパンダ「永明」は1992年9月に生まれ、1994年に和歌山県白浜町のレジャーパーク「アドベンチャーワールド」に到着し、28年にわたる日本での滞在生活を始めた。この間、彼は16頭のパンダの赤ちゃんを育て、飼育下で自然繁殖したパンダの最高齢記録を樹立した。

2022年、日中国交正常化50周年を迎える中、ジャイアントパンダの「永明」は、「日中友好特使」に任命された。和歌山県の岸本周平知事は書面での挨拶で、「アドベンチャーワールドと中国成都のジャイアントパンダ繁殖研究基地の長年の友好協力により、和歌山県と四川省は友好省県関係を結びました。今後も和歌山県は「永明」で結ばれた日中友好関係を発展させ、日中交流の促進に尽力していきます」と述べた。

(永明が地元の観光業に貢献したことや、多くのパンダの子孫を共同で育てたことをたたえ、白浜町から特別に賞状が贈られた)

パンダの永明が日中友好の使者となり、園区スタッフは毎年彼の誕生日を祝うイベントを開催している。今年の誕生日はいつもと少し違うのは、永明は今年2月に双子の娘「桜浜」と「桃浜」を連れて専用机で故郷の中国に戻り、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らしている。

中国駐大阪総領事館の方煒副総領事はあいさつのなかで、永明、桜浜、桃浜一家を見送ったおよそ七か月前の感動の場面を思い出しながら楽しげに語った。また、会場では成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の劉龍副書記と和歌山アドベンチャーワールドの中尾建子副園長が対談し、帰国後の永明、桜浜、桃浜の生活を撮影した映像を来場者に向けて放映、元気いっぱいの永明に会場の観衆たちは興奮冷めやらぬ様子だった。シャイな桜浜と活発な桃浜も嬉しそうに日本のパンダファンたちに「あいさつ」し、なかには感極まって涙を浮かべる観衆も数多く見られた。誕生日会は盛大に行われ、大勢のファンが「永明」に祝福のメッセージを送った。彼が無事で健康で長寿で、故郷に戻って楽しい晩年を過ごすことを願っている。

それでは皆さんに「永明」の最近の生活写真を共有します。皆さんが中国にこの友人をよく見舞いに来て、中国へ観光に来て、パンダの国の魅力を感じることを望んでいます。

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