「九寨溝で水を見、張家界で山を見る」ということわざがあるように、張家界には三千の石の峰が切り立ち、八百の渓流が蛇行している。ここへ観光に来る人は、奇妙な砂岩の地形と壮麗なカルスト景観に傾倒されない人はなく、まるで神山仙境の中に身を置くようだ。
中国山水画の原本
張家界大峡谷は植生が豊かで、空気もきれい。滝、小川、泉が至る所に見えて、天然の大きい酸素バーのようだ。自然風景を鑑賞する以外、景区の最も遊ぶ価値があるのは現在世界で最も高くて、スパンが最も長いガラスの橋である。張家界大峡谷のガラス橋の上に立つと、足元の400メートルの谷底の景色が一望できる。
張家界のコア景勝地は武陵源景勝地で、張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索溪峪自然保護区、楊家界自然保護区からなる。
張家界森林公園の自然風景は、峰が珍しく、谷が奥深く、森林が美しく、また3000以上の不思議な峰がある。それらの峰は人のような、獣のような、器のような、物のような形をしていて、真に迫り、壮大な勢いを見せている。峰と峰の間にある峡谷は水がさらさらに流れ、木陰が日を覆っている。
黄石寨は黄獅寨とも呼ばれ、丹霞峰林の特色があるだけでなく、米国コロラド峰林の趣があり、さらに緑豊かな武陵松がその上を彩り、重厚で格別に美しい。
砂刀溝内には古木と草むら、道いっぱいの怪石、切り立つ絶壁が交錯し、野趣が溢れている。そこは奇峰がまっすぐに立っていて、森林が茂って苔も滑りやすい。溝の中から上を眺めると、峰が高くて空も遠く、深い谷間に清らかな水、神話のような趣が充満していて、「人間の迷宮」と称されている。
金鞭渓沿線は武陵源の風景が最も美しい地区で、連峰と幽谷の間を通り抜けて、綺麗な谷川が変化に富んでいて、小魚は中を泳いでいる。人は清渓に沿って行き、まるで絵の中を遊覧しているようで、「世界で最も美しい峡谷の一つ」と賞賛されている。
楊家界は武陵源の西北に位置して、北隣の天子山、香芷渓、竜泉峡と百猴谷の三つの遊楽区がある。楊家寨を旅することは、別のアプローチで、少しずつ、人を惹きつける魅力的な風景の中に、湘西の風俗習慣により深く理解を持たせることだ。
索渓峪の山は張家界のように切り立っていないが、高くて大きい山が幾重にも重なる。観景区に立つと、深い溝と幽谷の中の石峰が群がって、水墨の長い巻のように壮観である。
天王山で雲霧、月夜、霞日、冬雪の四大奇観を鑑賞できる。億万年前の天子山は果てしなく広がっている大海で、そのあと復雑で長い地質過程を経て、御筆峰などの奇異な地質景観を形成した。
張家界の味
張家界のトゥチャ族の食事は強い民族特色があるだけでなく、湘菜のエッセンスも融合している。辛いのは、湖南料理の特色で、トゥチャ料理も例外ではない。辛い以外に、トゥチャ族は特に腊(塩つけて燻製したもの)、酸、漬菜食を愛して、風味が独特である。
葛根の粉は張家界の三宝の一つで、米葛粉と柴葛粉の二種類を分けて、葛根の粉は美容、抗老化など多種の効果を持ち、美容と成長維持の効果促進剤と誉められている。
張家界の三下鍋、別名トゥチャ三下鍋、腊肉(塩つけて燻製にしたお肉)、大根、豆腐の三つの食材を煮込む料理であり、張家界の看板料理でもある。三下鍋の食べ方も干鍋とスープ鍋に分かれていて、干鍋はスープがなくて、麻辣味が重いのだ。この料理はおいしいのだが、張家界のホテルの中で普通に売ってなくて、地元の人が出入りする小さいレストランの中でしか食べられない。
張家界に来たら、干した獣の味も見逃すことはできない。張家界の山民はイノシシ、キョンなどの包みを漬物のかめの中に半月入れて、取り出したあとオンドルの煙で焼き上がり、宴会で上等なごちそうにすることができる。比較的に有名な野の味が:イノシシ、野生のウサギ、トゥチャ腊羊肉、天門牛肉、飛雕のタヌキ、竹の根の豚など。
市街区の北正街の一本の道は、おいしいところがたくさんあるので、時間があれば是非味見に行って見てください。