そぞろ歩きに相応しい中国の8つの都市、時間があったら散策しよう

町の隅々には、さまざまな生活が溢れている。生活リズムがますます速くなっている今、人々はますますスローライフへ憧れる。そんな中で、観光スポットを休まず回ることより、「そぞろ歩き」が徐々に人気を集めている。

そぞろ歩きとは、次の場所へ急ぐことなく、人通りの多い道や趣のある静かな路地を歩き、秋風に吹かれ、染めたばかりの夕焼けを楽しみながら、気軽に街を散策することだ。ただ歩くだけだけど、何気なく歩いた先で、思いがけない未知との遭遇や感動があるかもしれない。通りすがりの人ではあるが、知らず知らずのうちに地元の人の生活に溶け込んでいるかもしれない。

この記事では、中国のそぞろ歩きに最適な8つの町をおすすめする。時間の余裕をもって、ゆっくり歩き、ゆっくり楽しみ、ゆっくり味わってください。

01 山東省・青島ー緑の木と赤い瓦の海辺の町

青島を楽しむ方法は千差万別だが、そぞろ歩くのは最もロマンチックな方法といっても過言ではない。ヨーロッパ風の「八大関」、もしくは旧市街、どこをそぞろ歩いても、街に浮かんでいる花びらや光の影、そして緑の木と赤い瓦が目に映る。スマホで適当に撮っても大作になるだろう。もちろん、浜辺に足を踏み入れ、波の音を静かに聞きながら、「面朝大海春暖花開(海に向く 春が暖かい 花も咲く)」(中国詩人海子の作品)という生活を感じられる。

02 黒龍江省・ハルピンー生まれながらにして垣根のない都市

ハルピンは生まれながらにして垣根のない都市だ。ここで歩くとどの道もが目がくらむほど素晴らしい。中央通り(中央大街)、ソフィア教会(索菲亚教堂)、ゴーゴル通り(果戈里大街)、あらゆるヨーロッパ風の建物はまるでヨーロッパにいるような気分にさせられる。松花江の岸辺、太陽島、スターリン公園(斯大林公园)へ行くと、ハルピンの人々の日常生活をご当地で実感できる。

03 中国・マカオーあまたの魅力がある町

全ての小都市がマカオほどそぞろ歩きに適するわけではない。マカオは32.9平方キロメートルの小都市とはいえ、25の世界遺産があり、「5歩で1つの古代建築、10歩で1つの観光スポット」と言えるだろう。

全ての小都市がマカオほどあまたの魅力があるわけでもない。数百年の発展を経て、マカオはポルトガル、清朝末期風、中華民国風、南洋風などのあらゆる文化を受け入れている。ゆっくりと楽しめば、必ず違う風景に出会うことができるだろう。

04 内モンゴル自治区・満州里ーフルンボイル草原にある最もロマンチックな町

満州里はフルンビルに位置し、中国最大の陸上港湾都市である。さらに北にはロシア、隣にはモンゴルがある。広大な草原の風景が色とりどりの異国風情に出会うと、ロマンチックな満州里が生まれたのだ。

満州里は決して大きくはないが、さまざまな美しい城、10階以上の高さの巨大なマトリョーシカ、中国最大の国門、そしてロシア風の街並みなどがある。

05 江蘇省・無錫ー長江の南に位置する絶景の古都

「太湖の明珠」と呼ばれる無錫は、生活に安らぎと癒しを与えてくれるところだ。思う存分山遊びをすることができる。霊山に登り心身を修養したり、太湖の景色を満喫したり、恵山古鎮を散策して泥人形の話を聞いたりできる。

ここでは、長江南方の風情を満喫できる。詩や絵のような水郷や山水が溶け合う園林に浸り、呉方言のやわらかい響きを聞木ながら楽しめる。

06 福建省・漳州ー最も人生を楽しむ都市

中国の海岸線にひっそりと横たわっている漳州は、古い家屋が建ち並ぶ、人情味あふれる町だ。街の通行人はいつものんびりと歩いていて、漳州という小さな町に快い雰囲気を与えている。人波を避け、青い海と空に手が届きそうな海辺を散歩し、コーヒーでも持って砂浜に座り、潮の満ち引きに耳を傾けてみるのもよいのではないか。

07 河南省・洛陽ー千年の古都のスローライフへ

若し古今興廃の事を問うならば、洛陽城にほかならない。洛陽は、歴史と物語に彩られた古都だ。

時は流れ、かつての賑わいはなくなったものの、再び洛陽に足を踏み入れ、静かに散策すると、依然としてこの古城の悠遠と重厚さを味わうことができる。

古都、古寺、洞窟、古い街並みなどを見て、「スープでも飲むかい?」「飲むよ」「飲まないよ」と親しみを込めた挨拶が聞こえたら、「最も中国らしい街、洛陽」に到着したことになる。

08 雲南省・シーサンパンナーー四季を通じてどんよりした天気がない都市

理想的で不思議な楽土、シーサンパンナ。他の都市に比べれば、シーサンパンナは色彩に欠けない都市だ。ここの道を歩いていると、あなたの憂鬱も一掃されるだろう。中国唯一の熱帯雨林で散策したり、東南アジア風の建物の中で散歩したり、中国で最も美しい夜市で食べ歩きしたりすると、タイ族の風情のある日常生活を楽しめる。

—「愛奇旅」より

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