火鍋の本場、重慶で地元の人に愛される九宮格火鍋をご紹介

昨今、日本でも人気の出てきた火鍋ですが、火鍋の本場といえば重慶である。 その重慶でも伝統的な本格火鍋といえば九宮格火鍋だ。

木枠を使って鍋を9つの区画に区切って食べる九宮格火鍋の歴史、そして重慶地元の人から愛されている庶民的な九宮格火鍋の名店をいくつかご紹介。

重慶火鍋と九宮格火鍋の歴史

重慶火鍋は、明代後期から清代初期(西暦1600年頃)の重慶の嘉陵江と朝天門で船頭達が始めたと言われており、現在では重慶火鍋は重慶の食文化のシンボルとなっている。

一つの鍋を複数人でシェアしながら食べていた火鍋の一つの問題は、自分が準備した素材が他人の素材と混じってしまう事や、素材によって必要な火加減が違う事であった。

それら問題を解決する為に生み出されたのが、木枠を使って鍋に区割りを作り出す九宮格火鍋だ。

強い火加減が必要なホルモン系の食材は真ん中、キノコやつくね、レンコンなどの弱い火加減でゆっくり煮込むものは周りの枠にと、分けて調理する事が出来るように工夫されたのだ。

重慶の地元の人々に愛されてる人気の九宮格火鍋店をご紹介


左二鲜菜老火锅

住所:渝中区新民街5号日月光中心広場駐車場向かい

1994年からある、こぢんまりとしたお店。オーナーが自ら食材の調達、調理まですべて行っており、常に客足が絶える事は無い人気店。

このお店の特徴はなんといっても鍋のスープで、強烈な旨味と辛さがすごい。 また店長秘伝の鍋陽スペアリブなどのオリジナルメニューも人気。

趙二火鍋

住所:重慶市渝中区望竜門バス停となり

この人気店の名前にあやかり趙二火鍋と同じ名前の店舗が沢山あるが、このお店が元祖のお店。 雰囲気は典型的な重慶の火鍋屋で、ホルモン系のセンマイやアヒルの腸などがおすすめ。

四桌火锅

住所:重慶市渝中区顺城街39号二楼

4つのテーブルという名前のこのお店は、元々本当に4つのテーブルしかない小さいお店でしたが、現在では少し増え9つのテーブルがある。厳選された食材と秘伝のスープが人気。

储奇门

住所:重慶市渝中区顺城街39号2階

地元の人で賑わう老舗の火鍋店、住宅街の近くに店舗があるので、家賃が比較的安いのか、他店に比べて比較的割安で、いつもお客さんで溢れている。

エビのすり身団子もボリューム満点

自家製プリンも人気で、黒糖を使ったさっぱり味が火鍋の後の食後にぴったり


洞亭火锅

住所:重慶市渝中区中山三路149号

昔の防空壕を改造した火鍋店で、開業32年目。 珍しい食材やオリジナルメニューが人気。

ここのお店の特徴は、一般的な火鍋の食材以外に、豚の上顎の肉や、アヒルの胃袋などの他店では無い食材が食べられる所。

自家製の豆腐の大変人気で、大豆の香りが濃厚で鍋のスープとしっかり絡むように作られている。

デザートに人気なのは揚げ餅で、黒糖シロップたっぷり、外はかりっと中はもちっとしている。

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