江蘇省は古代中国文明の発祥地の1つで、合計13の国家歴史文化都市があり、呉文化、楚漢文化、金陵文化、淮陽文化、海洋文化が1つに融合した多文化地域を形成し、人文・歴史的遺産が豊富である。ここには明孝陵、蘇州の古典園林、大運河(江蘇省区間)などの世界に誇る文化財、さらに周荘古鎮、同里古鎮、恵山古鎮などの人々が憧れる古鎮水郷などがあり、将軍崖岩画、磨崖石刻、漢代三絶、春秋淹城遺跡、明城壁遺跡、唐城遺跡などの遺跡が数多くあり、星辰のように散らばっている。また、生活の沈澱を経た後の無形文化遺産の工芸は、江蘇省の絢爛多彩な民俗文化を構成し、人々を体験と探索に引きつけている。時はこの地を厚く愛し、川や湖や海の雄大さを与え、読みごたえのある味わいを与えてくれた。一緒に江蘇省を研修し、時の物語の中に足を踏み入れてみませんか。
徐州市漢文化景区
中国の両漢文化に興味があれば、ぜひ徐州漢文化観光地に来てください。ここは中国最大の漢文化を特色とするテーマパークで、漢代の三絶:漢墓、漢兵馬俑と漢画像石を所蔵している。
特大型前漢王陵、つまり獅子山楚王陵墓は、構造が精緻で、墓の中から金縷玉衣、玉杯、兵器などが出土し、歴史的価値が極めて高く、人々を驚嘆させた。水中兵馬俑博物館内には4,000点余りの上絵兵馬俑は生き生きとしている。兵馬俑の原型は、楚王の陵墓に衛戍する部隊を象徴しており、歩兵、車兵、騎兵で構成されていて、非常に壮観だ。
漢画像石は石壁上の漢代王朝の叙事詩といえる。漢画像石芸術館に入ると、迎賓図、車馬出行図などの精細な彫刻が見学でき、漢代社会の典章制度、衣食住などの文明を生き生きと感じることができる。
宿遷市項王故里
覇王となった項羽は、やがて烏江で自刃し、後世に多くの嘆息を残した。項羽の勇姿と風貌を崇拝しているのですか?なら、項羽の出身地である項王故里で西楚への旅を始めよう。
初めて城壁に臨み、項王の銅像は兵を率いて馬を躍らせる姿で覇気の素顔を見せている。城壁には旌旗が烈しく、狼煙が目の前に広がっているようだ。英風閣、項王の故居、虞姫の旧邸を散策し、項王の戎馬の一生と虞姫との泣ける愛の物語を振り返ることができる。飲馬槽には今でも烏雅馬のいななきが響いているようで、手植槐の下に項王の勇壮さが感じられそうだ。
また、観光地区内では「鴻門演義」、「夢回西楚」などのオペラ公演があり、「千古第一宴」の鴻門宴、項王虞姫の忠節な愛をリアルに再現しており、英雄の熱血豪快な生き様に浸ることができる。
無錫市惠山古鎮
無錫恵山のふもとには、「野外歴史博物館」と呼ばれる古鎮、恵山古鎮がある。古鎮には祠、茶泉、泥人形文化が集まっていて、文化の宝庫にも匹敵する。恵山古鎮祠堂群は江南の民家建築の芸術を展示し、江南の山水、有名な温泉地、古い寺院、道観、会館、書院、園林などと融合し、地域の特色が鮮明かつ高度な複合的な文化群落を形成し、古くからの名勝地である。
古鎮に位置する寄暢園は、山麓の別荘式明代古典園林。庭園は借景、築山、理水(水の管理)などの手法で、自然と調和していて、躍動的な山林の趣を作り出した。古鎮には、日本の建築家隈研吾氏が設計した、独特な泥人形工芸を展示主体とする中国泥人形博物館もあり、恵山の独特な泥人形文化を見学できる。
南京市城壁博物館
南京の明の城壁は、世界で最も長く、規模が大きく、原状保存が最も良い古代城壁である。
レンガがどのように修練されたか知りたいですか?南京城壁博物館を訪ねてみよう。南京城壁博物館は中華門甕城の東、城壁の下に位置している。南京城壁の650年間を収蔵するこの博物館は、中国明清城壁の世界文化遺産登録の展示基地でもある。
展示室に入ると、700個以上の明城壁レンガで構成された一連のレンガ行列が、四方の壁に敷き詰められており、本当に衝撃的である。よく見ると、すべてのレンガに銘文がある。これらの銘文から当時の焼造の歴史が読み取れる。一つ一つのレンガや壁に触れ、古代の城壁の防御体系から中国の城壁の建設技術に秘められた知恵を知り、中国の悠久で発達した築城文明に驚嘆するだろう。
揚州市中国大運河博物館
中国大運河は中国の古代労働人民が中国東部の平原で創造した偉大な水利工事であり、世界で最も長い運河であり、世界で最も早く開削され、規模が最も大きい運河でもある。揚州中国大運河博物館は、中国大運河を知ることができる「百科事典」だ。
ここに来れば、隋唐大運河、京杭大運河、浙東運河の「前世今生」 が見られ、運河沿線の水利工事、漕運塩利、飲食風物、舟船様式、市井生活の自然生態が感じられ、中国大運河流域の歴史的蓄積と人文風貌を体験できる。考古遺物の展示のほか、「運河の舟楫」デジタル没入式体験はまるで明清時代の運河畔の水郷にタイムスリップしたかのようで、まるで船に乗って蘇州を経て杭州まで行ったかのようだ。
多彩な江蘇は、財宝のように探索して発掘してきてくれるのを待っている。一緒に江蘇へ時を超える旅を始め、江蘇の重厚な人文の美しさを発見しよう。
寄稿者:江蘇観光(日本)ピーアールセンター