真夏の夜の約束のある花火大会は日本旅行の重要な名刺だが、それとは対照的に、真冬に花火を見るのは中国の習慣で、冷たい空気の中のウォーミングアップロマンだ。湖南省の長沙から車で1.5時間しか離れていない瀏陽市は、中国人自身の花火大会があり、ここに住んでいる人たちは、四季を通じて花火の盛宴を楽しみ、これも全中国で唯一のロマンチックだ。
花火の下の瀏陽市は、独特なロマンチック
瀏陽市は花火や爆竹の産地として1300年の歴史があり、名実共に「中国花火の故郷」だ。唐の時代に始まり、宋の時代に盛んだ瀏陽花火はさらに国家級無形文化遺産である。
世界の花火の98%がここから来ている。北京冬季オリンピック、カタールのワールドカップなどの国際的な大イベント、そしてドバイ・ブルジュ・ハリファの新年花火ショー、フランス・シャラント川の白昼花火ショーなど、その夢のような花火の後ろには瀏陽という名前がある。
「微煙」「無硫黄」「微塵」は近年の瀏陽花火生産のキーワードであり、そして新材料、新工芸、新製品の研究開発に集中している。現在の瀏陽花火はさらに多くのアニメ要素を加え、インタラクティブ性、趣味性、社交性が満載し、一種の社交媒体、一種の新しい芸術形式となっている。
町を散策し、のんびりとした日常を感じる
瀏陽市は「2023年中国で最も幸福感のある都市」である。この小さな町で散策すると、グルメがいっぱいで、生活がのんびりとしていて、たくさんの美しい収穫ができる。西湖山は瀏陽市街区の海抜の最高点で、曲がりくねったの瀏陽河を見下ろすことができ、さらに山頂の夕日を見てから、花火の打ち上げを待つことができる。
歴史や文化に興味があるなら、文廟に行ってみるのもいいだろう。瀏陽市の文廟は宋の時代に建てられ、現存の建築群は清の時代に再建されたもので、中国の完全保存の孔子廟の1つである。瀏陽市文廟は孔子の専用古代音楽は舞、歌、礼を一体に融合し、中国雅楽の生きた化石と誉められている。
大囲山国家森林公園は瀏陽河の源で、瀏陽市の最も美しい自然景色でもある。春と夏には山いっぱいの草地と花、密林と滝があり、冬には霧氷がある。ふもとの白砂古鎮は、白砂大渓に貫かれて通り過ぎ、吊脚楼は静かに両岸に立ち、都市の喧騒から離れ、静寂さを増した。
香ばしくておいしい、小鉢蒸しが流行
グルメは観光客を湖南に引きつける1つの主要な要素である。ここ数年の飲食消費データによると、湖南料理はすでに高い市場占有率で中国八大料理のトップに躍り出た。瀏陽市では湖南料理だけでなく、地元の特色料理である蒸し料理も食べられる。
素朴な姿の蒸し料理にもかかわらず、ギネス世界記録を2回も塗り替えた瀏陽市は、世界的に「中国蒸し料理の故郷」になった。熱々の蒸し料理は、冬にはいつも暖かさと癒しを与えてくれる。蒸し器をぱっと開くと、香りが漂い、瞬時にすべての人の心を奪う。
適当に近くの蒸し料理屋に入ってもおいしくて、一人当たり50元で肉も野菜もあり満足できる。茶碗蒸し、蒸しスペアリブ、蒸し豚バラ、蒸し剁椒魚頭など、それぞれの料理は本来の味を残しているだけでなく、湖南料理の香辛料の特色もある。中国の花火の町に来て、グルメや美景がいっぱいだ!
寄稿者:彩花