「大聖の故郷、西遊記の聖地――不思議でロマンチックな都市」連雲港

ルート概要:

ルートは主に花果山景観区を核心としている。漁湾、孔雀溝、東磊などの景勝地を結ぶルートに沿って回ると、江蘇省最高峰に登ったり、呉承恩が記した西遊記の原型を探ったり、花果山の伝説の魅力を感じたり、西遊記文化の起源を発見することができる。また、小村茶園で茶の植え付け、摘み取り、製造の全過程を学んだり、紅香溢櫻桃酒庄で紅香溢櫻桃酒(チェリー酒)や橡子酒(どんぐり酒)などの無形文化遺産製品製造技術を体験することが可能だ。

DAY 1 花果山景観区―孔雀溝景観区―漁湾歓楽城

一日目はまず花果山景観区を訪れ、海清寺の千年古塔で花果山伝説、三蔵法師の家柄にまつわる伝承、「塔影団圓」の悠久の歴史に耳を傾けよう。

また、旅客センターに行って花果山国家地質公園博物館を参観し、360球幕影院で西遊記の物語を鑑賞しよう。

そして十八盤、南天門、九龍橋、七十二洞、三元宮、水帘洞など『西遊記』原著に登場する地名にどっぷりと浸りながら「西遊記の世界」を探索してみよう。

歩き疲れたら屏竹禅院で足を休めるのもいい。屏竹禅院は花果山景観区三元宮建築群のなかでもっとも静かなところだ。建物、東屋、回廊、池、古木、盆景、そして希少なキンジョウギョクチクが互いを引き立てあっている。東屋に腰を下ろして風景を眺めたり無形文化遺産雲霧茶を味わったりするのもいいだろう。

午後は孔雀溝景観区に行って南雲台林場非遺生産性保護基地を参観する。基地の面積は約120平方キロメートルで、雲霧茶、橡子酒、葛根粉、霊芝(マンネンタケ)の盆景、ツバキ油などの無形文化遺産製品の生産・製作の流れが展示されている。ほかにも茶を摘んで炒ったり、どんぐりを拾って粉に挽くなど、無形文化遺産研修プログラムを体験することが可能だ。

夜は漁湾歓楽城ナイトツアーだ。ここは食事、ショー、娯楽、ショッピング、宿泊という五大機能が一体化した大型文化観光総合体で、無形文化遺産夜間小劇場、無形文化遺産グルメ、無形文化遺産文化クリエイティヴなどいくつもの無形文化遺産プログラムを体験することができる。

DAY2 漁湾景観区—東磊景観区

午前に訪れるのは「江蘇の九塞溝」と呼ばれる漁湾景観区だ。滝、絶壁、奇石が折り重なって生まれたここの自然景観はとても美しく壮観で、鯉の滝登り「神魚化龍」伝説の魅力を感じ、また雲台山三十六景のひとつ「三潭汲浪」の景観を見ることもできる。

午後に訪れる東磊景観区は「奇石、奇樹、奇廟、奇景」で天下にその名を博している。ここでは花果山龍池伝説に耳を傾けたり、延福観で千年のハクモクレンの壮観な姿、そして何億年も前に形成された石海の奇観を眺めることができる。

DAY 3 連雲港市博物館―千畝有機小村茶園—紅香溢櫻桃酒庄

午前は連雲港市博物館西遊文化展示ホールに向かう。ここでは苦難を嘗め尽くした物語、波乱万丈の人生、そして一方では海底から隆起した美景を見ることができ、『西遊記』に描写された「四季を通じて花や果実が絶えない」というこの世の仙境を存分に知り、深く「西遊文化」を理解することができる。

続いて訪れる千畝有機小村茶園では自然に親しみ、自分の手で茶葉を摘んで茶を作る面白さを体験することが可能だ。

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最後に訪れるのは雲台農場産業園の櫻桃酒文化体験園だ。たくさんの桜桃(チェリー)が植えられているここは、果実酒の生産、研究開発、販売が一体となっていて、チェリー酒作りの全過程をリアルに感じることができる。また登山体験、野外活動、果実採取、エコツーリングの楽しみを味わうことも可能だ。

筆者:江蘇観光(日本)ピーアールセンター

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